2023.01.04
2023年をより良いものに!目標設定の方法について解説


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さて、それでは新年1発目の更新となりますので、今回はコラムというより一緒に今年の抱負・目標を立てていくのはどうでしょうか?目標の設定方法についても一緒に考えていきましょう。
目的と目標の違い
目標設定の前にまずは目的と目標の違いを理解しておきましょう。
目的
目的は「成し遂げようと目指す事柄」となり、最終的に到達したい事となります。つまり目的はゴールとなります。
目標
目標は「目的を達成するために設けた手段」です。目的に近づいているのか確認するための指標が目標となる為、目的を成し遂げるための過程といえるでしょう。
目的と目標の関係性は、目的というゴールに向かって、それに到達するために目標を立てるというものとなり、目的から目標が発生します。目的は長期的、目標は目的に比べると短期的なものと認識しましょう。
その為、目標を立てることが今回のコラムのテーマですが、まずはご自身が到達したい目的は何かを考えてみて下さい。目的は抽象的なものでも構いません。あれがしたいこうなりたいとまずは自分の達成したいことは何かを考えてみましょう。
そして目的が定まったら目標を立てていきましょう。あれもこれもと目的ばかり先行してしまう方は目的だけ決定して目標がないと何が起こるか考えてみて下さい。目標がないということは目的に対して具体的な手段がないということです。「何をすればいいのか」「どうすればいいのか」という部分が明確でなく、目的達成のための具体的な行動設定が出来ません。また目標は過程ですので、目的への過程が間違っていた際に修正も利かず、現状の改善もできなくなってしまいます。目的は抽象的でも構いませんが、目標はなるべく具体的に立てていきましょう。
この2つの違いから、目標を立てる為には目的を明らかにし、その目的に合わせて目標を立てる必要があるとご理解頂けましたでしょうか。
目標への取り組み方
皆様は目標を立てても実際には達成できなかった事はありませんか?筆者自身はあります。しかし目標を立てるならばやはり達成して目的へ少しでも近づきたいですよね。達成するためには目標への取り組み方が重要です。
目標を達成するためにはある程度の苦痛や我慢が必要になる場面もありますよね。実際どれだけ小さなことでも自分にとって我慢していると感じることを続けるのはストレスになってしまうこともあります。ダイエットしているけどどうしても我慢できなくてお肉を食べてしまった、早起きして勉強したかったのに起きられなかった等、失敗経験が続くと「またできなかった」「自分はだめだ」という感情に支配され失敗したことばかりにフォーカスしてしまいがちです。しかし重要なのは失敗したという事より失敗したからどうするのかという点です。
ゲームでは敵やボスキャラにやられても、勝てるまでチャレンジすることができますよね。失敗して諦めてしまうのではなく、一度立てた目標は達成まで進み続けることで目的に一歩近づくことができるのではないでしょうか。
また再度チャレンジして目標を達成できる可能性もありますが、目標設定自体が間違っている可能性もあります。立てた目標が自分にとっては間違っていたり、我慢せずとも別の目標だったら達成できたりする場合は、そこで目標を修正していきましょう。
また目標を立てる際は自分自身のことをよく理解しておくことが重要です。目的を成し遂げるためのルートは必ずしも1本とは限りません。人それぞれ過程があります。皆様ご自身が今まで目標を達成して来た時にどんな行動や心理だったのかと思い返してみることで、自分に適した目標設定のヒントを見つけることができるのではないでしょうか。
目標の立て方
目標を立てる際に意識すると良いとされる「SMARTの法則」についてご紹介しつつ、ここまでのご説明を踏まえて今年の抱負・目標を立てていきましょう。今回は仕事において昇進するという目的に対する目標を立てていきましょう。
SMARTの法則
「SMARTの法則」は
「Specific(具体的である)」
「Measurable(数値で測定できる)」
「Achievable(達成可能である)」
「Relevant(関連している)」
「Time-bound(期限がある)」
の頭文字を取った目標設定に不可欠な要素を表します。
ビジネスの場で使われることが多いのですが、個人的な目標を立てる場合にも活用できますので当てはめて考えてみましょう。
今秋は目的を「昇進すること」と定めます。昇進するために必要な要素はいくつかあると思いますが、今回は業務に必要な資格を取得することを目標としてみましょう。SMARTの法則は目標の到達度を測定し、自分の成果を把握するための手段となります。この法則を活用し、自分が達成しようとしている目標を客観的に評価することができます。
それでは良い例と悪い例を確認しながら各要素を見ていきましょう。

良い例

悪い例
具体的にする
目標を具体的に設定していきましょう。わかりやすい言葉で目標を表現し、達成に必要な手段を検討しましょう。
「学習する時間を取る」であれば「毎日学習の時間を取る」と具体的にしましょう。
数値化できるようにする
具体的な目標が数値化して確認できるようになっている必要があります。資格取得するために勉強するのは当然のことですが、どのくらい勉強したのかという基準があいまいだとやっているかやっていないかを判断しづらくなってしまいます。その為、「毎日必ず2時間勉強する」等と判断ができるように目標を立てましょう。
現実的なものにする
目標が現実的なものかも確認しましょう。最終的に目的を達成する際に意味があり現実的な目標である必要があります。また現実的に達成不可能な目標を立ててしまうと
途中でモチベーションが下がってしまうきっかけにもなりかねません。その為、現実的に考えて意味がありかつ達成可能な目標を立てましょう。
目標として妥当なものにする
その目標が目的に関係しており目的を成し遂げる為に合理的なものかを判断しましょう。今回の目標であれば仕事に活用できる資格を取ることで、業務に役立てることができます。
目標達成の期限を決める
目標達成の為のスケジュールと必要な時間を決めます。期限があるからこそ、目標を達成するためにどんな行動を起こしたら良いのか考えることができます。期限がなければいつまでも具体的な行動が決まらず、結果として達成できずに諦めてしまう可能性も高まります。また期限がないと最初に設定した昇進するという目的からも遠ざかってしまいます。
これら5つの要素を確認しながら適切な目標を立てましょう。
まとめ
目的と目標の違い、そして目標を立てる際に重要な要素のSMARTの法則についてご理解いただけましたでしょうか?目標を立てる際には自分の目標を客観的に見つめることが大切です。適切な目標を立てることで、2023年がより良い年となれば幸いです。
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