2022.01.05

FIRE実現のために必要なこと解説!

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FIREとは?
FIREとは、「Financial Independence Retire Early」の頭文字をとった略語で、経済的自立と早期退職を軸とした考え方、ライフプランで、近年の日本ではミレニアル世代の若者中心に注目を集めています。
60歳以降も働くことが前提となってきている日本ですが、その一方で、これまで積み立てた資産や不労所得で生計を立て、早い段階での労働所得に頼らない生き方を目標としている人も増えているのです。
FIREを達成するとお金の悩みや仕事の悩みから解放され、好きなことをしながら生きていくことができます。
簡単ではありませんが、仕組みを知り、計画を立て、適切な資産運用や支出削減をしていくことができれば、誰でも目指す事ができます。
FIREを実現するためには何をすべきなのか解説していきます。


FIRE実現のための「4%ルール」とは?

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FIREを目指すうえで大前提知っておくべき「4%ルール」という考え方があります。

年間生活費の25倍の資産が構築できれば、4%の利回りの運用益だけで生活ができるというものです。運用益だけで生活ができるので、資産を取り崩すこともありません。

例えば年間の生活費が300万円であれば、7500万円の資産を構築し、利回り4%の運用をすれば、資産が減ることもなく運用益での生活が理論上可能、ということです。

しかし運用なので、毎年必ず4%の運用益が出せるとは限りません。今回の新型コロナ流行のように株の暴落が起こる可能性もあります。余裕を持った資産構築と、運用のリスク分散が必要です。

FIRE実現のためにするべきこと

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4%ルールを実践し、FIREを実現するために当面すべきことは年間生活費の25倍の資産を築くことです。

そのためにすべきことは4つあります。

①収入を増やすこと、②節約をすること、③資産運用をすること、④不労所得を作る

ことです。ひとつずつ解説していきます。

収入を増やすこと

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入ってくる収入が少ないと日々の生活費だけでいっぱいいっぱいになり、なかなか資産が増えません。本気でFIREを目指す人の中には給料の70%を貯蓄にまわすという猛者もいますが、そこまで貯蓄する余裕がない人は、まずは収入を増やすことを目指しましょう。

何年後にFIREしたいのかによっていくら貯蓄にまわすべきかは異なりますので、その金額から逆算し、いくらの収入を目指すべきなのかを知り、その収入を得られる仕事に転職するのもひとつです。転職せずとも手当がつく資格を取得したり、副業をして収入を増やすことも考えられます。

節約をすること

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収入がいくら増えても、その分消費していては当たり前ですが意味がありません。年間生活費の25倍の資産を作るのは簡単ではありません。生活を見直し、不要な支出を徹底的に省きましょう。

 

まず見直すべきは固定費です。居住費は特に節約効果が大きく、賃料は手取り収入の25%以下が理想です。首都圏では難しいかもしれませんが、立地を変えたり、物件グレードを下げることで見直しに取り組みましょう。携帯電話などの通信費も見直しができます。今は大手キャリア以外にも格安スマホが普及しています。携帯料金は大手キャリアだと月10,000円前後しますが、格安スマホであれば月2,000円前後にできますので、変更しない手はありません。

食費や光熱費、交際費についても見直しましょう。交際費は新型コロナの影響で会食が減り、見直しやすい生活費のひとつになっています。

資産運用をすること

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FIREに向けた資産構築を預貯金のみで行うのは至難の業です。

なぜなら今の日本では預貯金の金利が低くお金が増えないからです。

例えばメガバンクの定期預金の利率は0.002%程度ですので、1年間100万円を預けていても、20円しか増えません。

これを年利5%の運用に切り替えると、1年で50,000円お金が増えます。

預金ではいつまでもお金は貯まりませんので、ある程度現金が貯まったら計画的に資産運用をしましょう。

 

資産運用初心者であれば「分散・長期・積立」を原則にするとリスクを軽減しながら手堅い運用が可能です。

例えば株式を購入するにしても、国内株式と外国株式どちらも購入することで分散投資が可能です。

FIREに向けてどの運用をしていくか迷ったときは、「分散・長期・積立」を軸にご自分の目標と照らし合わせながら選択してみて下さい。

不労所得を作ること

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労働所得だけでなく、不労所得もあるとFIREはぐっと近づきます。

働かなくとも入ってくる収入が本業の月収の1/3程度あると精神的な安心材料になるのではないでしょうか。また、その不労所得をさらに別の資産運用に回していくことで加速度的にお金が増えていきます。

極端な話、不労所得で必要生活費を賄うことができればFIREも可能ですが、初めからそこを目指すのは難しいので、少しずつでも、労働所得以外の収入が増やせないか検討していきましょう。

 

不労所得の代表格でいうと不動産の家賃収入や、株式投資の配当金等があります。

不動産の家賃収入であれば、物件管理などを管理会社に委託すればほとんどやることもなく毎月一定額の家賃収入を得られるので、まさしく不労所得です。そうは言っても貸すための不動産は持っていない…という方でも、不動産投資用のローンもありますので、お金を借りる力がある方はローンを活用して購入する手もあります。ローンであれば元手も少額で済み、月々の返済も家賃収入から返済していくことができるので、資金的な負担は少なく不動産を所有出来ます。

 

株式投資であれば売買によるキャピタルゲインだけでなく、配当金というインカムゲインも見込むことができます。配当金とは、簡単に言えば会社が儲かった分から株主にお礼として還元してくれるものです。3800社程ある上場株式のうち、3000社程が配当金を出しています。株を買うにはある程度の元手が必要ですが、まとまった元手があれば配当で大きく利益を得ることも可能です。

 

自分に合った不労所得の作り方を探し、FIREに一歩近づきましょう。

FIREを目指す上での注意点

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FIREを目指す上で注意しなければならない点があります。

経済的自立と早期退職、という言葉だけ見ると、それなりの資産家になり悠々自適に贅沢な毎日を過ごせると思う方もおられますが、実際のFIREは贅沢とは正反対です。

労働からは早い段階で離れることになりますが、そのためには節約をして資産を作らなければなりません。また、FIREが達成できても、そこから好きなだけお金を使っていてはせっかく貯めた資金も底をつき、また働かなければならなくなります。

早期退職して海外旅行を楽しんだり、高級車を買ったりといった生活ではなく、倹約しながら質素に生活していくのがFIREの本来の考え方です。

冒頭に書いたようにFIREはミレニアル世代の若者中心に支持されています。現代の若者にはあまり物欲がなく贅沢な暮らしを望んでいない人が増えているため、FIREという考え方が支持されているのかもしれません。

もしあなたがリッチな暮らしを望んでいるのであれば、FIREではなく、労働所得も不労所得もどちらも全力で取りに行くべきでしょう。労働収入を増やし、増えた収入で資産運用をしながら不労所得を作っていく、この流れを拡大させていき、ご自身の望む生活を手に入れて下さい。

最後に

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それでもやはりFIREを目指したい方、あるいはやはりFIREではなくもっとリッチな生活を手に入れたい方、その中間を目指したい方、それぞれの方のニーズに合ったファイナンシャル相談をUSTRUSTでは随時受け付けています。

とにもかくにも、労働所得だけでは非常に心もとない時代になりました。

今回の新型コロナの流行でも職を失ってしまった人、収入が減ってしまった人もたくさんいます。

ご自身の労働環境、収入が変わっても困らないため、しっかりと知識を身につけ資産運用をし、労働所得以外の所得を増やしていけるよう準備していきましょう。

お金に関するご相談、FIREに関するご相談はUSTRUSTにお任せください。

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