2022.12.21
良い融資条件とは?融資条件を攻略しよう!
不動産投資のポイントの1つに「融資」があります。
不動産投資を始める際にどのような融資条件で購入するかは、投資の出口を左右する大切なポイントです。
では同じ不動産投資でも、人によって融資条件が違うのは何故なのか?融資条件を有利にするためにはどうしたら良いのか?と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
せっかく不動産投資を始めるのであれば、より良い条件で始めたいと思いますよね。
今回は良い条件で融資を組める人とそうでない人の違い、そして良い条件で融資を組むためのポイントをお伝えします!
融資の重要性
不動産投資をスタートする場合、多くの人が金融機関の融資を利用します。
融資を利用すると金利が取られる、なんとなく融資は危ない、と考えられている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は不動産投資において融資は非常に有益なものです。
理由はいくつかありますが、主な理由は以下となります。
自己資金が貯まるのを待たずに不動産を持つことができる
一部の金融機関や、購入する物件の規模によっては頭金が必要なケースもありますが、金融機関が了承すれば自己資金がなくとも融資を利用することができます。
不動産を現金で購入できる位の自己資金を貯めようとすると、年単位でかなりの時間が必要になる為、機会損失を避けることができるというメリットもあります。
自己資金が貯まるのを待つということは、それだけ家賃収入の受け取りを先延ばしにしていることになります。年間100万円の家賃収入だとして、2年で200万円、3年で300万円の損失です。毎月の返済については、入居者からの家賃収入で支払うことができるので、マイホームのローンのように支払いに追われることもありません。
自己資金が貯まるまでの無駄な数年数十年をショートカットでき、月の支払いの心配も必要なく不動産を持つことができるのが金融機関からの融資を利用する方法です。
団体信用生命保険が利用できる
投資用不動産の融資を利用する際、ほとんどの場合は団体信用生命保険に加入することになります。団体信用生命保険はローン契約者が死亡した場合や高度障害を負った場合に、ローン残債を保険会社が金融機関に返済をしてくれるという保険です。金利の中に保険料が含まれているので別途支払いは必要ありません。
ローン返済中に仮に自分が死んでしまっても、家族に相続されるのは残債のない状態の不動産です。返済がないので家賃収入は満額家族が受け取ることになり、本来自分が稼いでいくはずだった家族のためのお金を、不動産が代わりに稼いで家族を支えてくれます。
金利は経費に計上でき税金を抑えられる
融資を利用すると、必ず金利、利息を支払うことになります。
投資用不動産ローンの金利は1%中盤から、高いものだと4%前後になります。
手数料がかかるという見方もできますが、実はこの金利は不動産投資にかかった経費として確定申告することができるため、家賃収入にかかる所得税を軽減することができます。
毎月の返済に含まれている金利は、家賃収入から返済が可能なので、実費負担にはならないものの、経費としては申告できるので税金を抑えることはできるという仕組みです。
これらのことから、融資を活用することで享受できるメリットもたくさんあることが分かります。
良い条件で融資を組める人の特徴
では良い条件で融資を組むことができる人はどのような人でしょうか。
特徴としては主に以下の3つがあります。
勤務先
勤務先が大手/上場企業、もしくは公務員としてお勤めの方は、融資条件が良くなります。
大手や上場企業にお勤め、もしくは公務員の場合は勤務先の倒産リスクや、収入の大幅な減の心配がないため、金融機関としては融資をするハードルが下がり、融資条件が良くなるのです。
余剰資金が豊富な方
余剰資金が豊富な方は有利になることがあります。
例えば年収1000万で貯金50万の人よりも、年収600万で貯金500円の人の方が金融機関からの評価は高くなるのです。また、年齢によっても理想的な余剰資金の額は異なります。
余剰資金は貯金だけでなく、株式や保険の解約返戻金等も資産と見なされます。
融資を受ける前に、貯金やその他の資産はどのくらいあるのかチェックしておきましょう。
借入が少ない方
今回申し込んでいる融資とは別の借入が少ない方は融資を受けやすいことがあります。
例えばマイホームのローンがもう完済間近であったり、融資を受けず現金購入したりしていると、融資可能な金額の枠が広がり融資を受けやすくなります。
良い条件で融資を組めない人の特徴
同じ不動産投資をするにしても良い融資条件を利用できない方もいます。
主な特徴は、上記「良い条件で融資を組める人の特徴」の逆で、例えば勤務先の規模が小さい、貯金が少ない、借入をたくさんしている方、ということになります。
それ以外に、融資条件に悪影響を与えてしまうポイントをお伝えします。
過去に金融事故を起こしている
過去の借入で返済が滞ってしまった、自己破産をしている、等の金融事故は融資を受けられない可能性が高いです。融資が承認されたとしても条件面は悪化するでしょう。
銀行からの信頼を失ってしまっている状態ですので、その信頼を取り戻すには、滞った支払いの完済後、もしくは自己破産から5~10年程待つ必要があります。
うっかり返済が遅れてしまっても事故と見なされる可能性はありますので、ローンの支払いには日ごろから気を付けましょう。
免許証を何度も紛失している
免許証を度々紛失している人は融資が難しい可能性があります。
融資と免許証が何の関係があるのかと思う人もいるかと思いますが、実は免許証の紛失が原因で融資を受けられない、金利が上がってしまったという方は意外と多くいらっしゃいます。
融資申し込みの際に金融機関に身分証明書として免許証を提出します。免許証には12ケタの免許証番号が書かれていますが、その番号の末尾が、紛失して再発行する度に数字が大きくなっていきます。紛失したことない人は末尾の番号が0ですが、1度紛失した人は末尾が1、5度紛失した人は5になっており、紛失回数が一目で分かるようになっています。
1度であれば誤って紛失してしまうことはあるでしょうが、3度4度と増えてくると、さすがにだらしない人、という認定を金融機関からされてしまうのです。
免許証はと融資は一見関係がないようですが、実は影響を与えてしまうものですので、取り扱いには注意してください。
一度も融資を組んだことがなく、クレジットカード等も作ったことがない
先程借入をたくさんしている人は融資に不利になるとお伝えをしましたが、借入をしたことが一度もないという人も実は金融機関からの信用がない場合があります。
「お金を借りて、それを返済した」という実績が存在せず、金融機関からすると未知数の人だからです。20代30代であればお金を借りた経験がなくとも不利になることはありませんが、50代となると金融機関の見方が変わってきます。
低金利の今、お金を借ることで広がる選択肢があります。一つの手段として、若いうちにお金を借りてみることが普通の時代になってきているのかもしれません。
まとめ
ここまでのご説明をまとめます。
良い条件で融資を組むためには、次のことを意識してみましょう!
- 大手企業や経営基盤の安定している勤務先に勤める
- 預貯金や資産を築き無駄遣いしない
- 総借入額を少なくする
- 金融事故を起こさない
- 身分証明書を失くす等、だらしないと判断されることをしない
- 若いうちに一度はローンを組む・クレジットカードを使う
とはいえ融資条件は個別性の高いものです。
自分は融資を受けられるのか?いい条件は出るのか?など気になる方は簡単なヒアリングで回答が可能です。ぜひお気軽にアストラストにお問い合わせください。
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