2022.02.23
いつまでも不動産投資を始められない人の特徴とその打開策
新型コロナウイルス感染拡大の収束はいまだ見えず、日本で初の感染者が出てから丸2年が経ちました。
収入減などの金銭的な影響が出た人や、今後の働き方について考えを巡らせている人も多いのではないでしょうか。
このような状況から、他の運用に比べ手間がかからず、自己資金も少額で済む不動産投資に注目が集まっています。2022年1月に東京ビッグサイトで開催された「資産運用EXPO」でも、不動産投資関連ブースが多く出展され、セミナーも満員御礼の盛況でした。
しかし、このような状況でも、不動産投資に関心はあるものの、実際にスタートするに至らず、セミナー参加回数や不動産会社への問い合わせ数だけが増えてしまっている人もいます。
不動産投資を始められない人はどのような人なのか、どうしたらスタートを切ることができるのかを解説していきます。
不動産投資を始められない人の特徴
① 時期を気にしすぎて何年も経ってしまう
「来月になれば金利が下がるかも…」、「来年の方が物件価格が安くなっているかも…」、「コロナが落ち着いてからの方がいいだろう…」など、今よりも条件が良くなることを期待して先延ばしにしてしまう人がいます。
このパターンはさらに2通りに分けられます。
ひとつは不動産を買うことは決めているのに、本当に時期が良くなることを信じているパターン、もうひとつは不動産に興味はあるもののリスクが払しょくできなかったり、気持ちが付いてこない人が購入を先延ばしにする理由を時期のせいにしているパターンです。
前者の場合、確かに経済情勢や社会情勢を見極めることは大切です。
しかし本当に金利や価格が安くなるかの見極めは非常に困難ですし、コロナが落ち着くのを待っていれば平気で2年3年経ってしまうでしょう。
仮に2年後、今よりも物件価格が100万円下がっていたとしても、月8万円の家賃収入が得られる物件であれば2年間で196万円の家賃収入が得られたはずです。
見送った間に得られたはずの収入よりも値下がりや金利引き下げが大きければ得をしますが、そこまで大きな物件価格や金利の変動は、このコロナ渦でも起こっていません。
不確定な予測をして時期を待つよりも、現実的に家賃収入を受け取っていった方が良いのは言うまでもありません。
後者の場合は、そもそもの基本的な知識や事前のシミュレーションが不足している可能性があります。
セミナーやネット情報だけでなく、自分の考えや生活に合う情報を学び、そもそも不動産投資をやるのかやらないのかをまず具体的に検討します。
その先にいつやるのか、という議論があるので、一度時期について考えるのをやめ、今一度基本的なところから学びなおしましょう。
② リスクに過敏になりすぎる
不動産投資だけではなく、資産運用全般には必ずリスクがあります。
メリットを享受しつつ、リスクを許容することが必要になるので、どんなリスクがあって、どうすればリスクを抑えられるのかという、リスクヘッジの方法まで考えていかなければなりません。
しかし不動産投資をスタートできない人の特徴として、リスクを探す事だけに注力し、その先の対処方法まで考えられていない事があります。
例えば災害に対するリスクへの不安があるとします。
不動産投資をスタートできる人は、震度7の地震でも倒壊しない新耐震基準の不動産を選び、それでもリスクに備える場合は地震保険に加入します。
不動産投資をスタートできない人は、「超巨大地震が発生して不動産がボロボロになったらどうしよう…」と漠然と大きなリスクがあるように感じ、そこで思考を止めてしまうのです。
果たして新耐震基準の物件が倒壊するレベルの超巨大地震が発生する可能性はどのくらいでしょうか。
ゼロではないのかもしれませんが、かなり低いでしょう。
もしそう思えないのであれば保険に加入したり地盤が強いエリアの物件を購入したり、対処法はあります。
ほとんど発生しえないリスクを過剰に気にすると、不動産投資に限らず、何もできなくなります。
資産運用にリスクがあるのは当然です。
そのリスクに対して対処できるのか、どこまでのリスクなら許容できるのか、というところまで考えて検討しましょう。
③ 完璧を求めすぎる
人間と同じで、不動産にも完璧な不動産はありません。
理想の物件を追い求めるあまり、いつまでも不動産投資がスタートできないという人もいます。
マイホームであれば、自分自身のこだわりを突き詰めることは可能です。
しかし投資用物件で大切なのは賃貸需要であり、安定して家賃収入が入るかどうかです。
不動産投資をするメリットは、完璧な物件でなくとも手に入ります。
譲れないポイントと、妥協できるポイントを見極め、早いタイミングでそのメリットを享受しましょう。
不動産投資が始められない状況を脱却するには
① 期限を決める
不動産投資は時間を投資する資産運用と言えます。
時間を掛ければ掛けるほどで家賃収入が入り、ローン残債が減っていきます。
つまり先延ばしにすればするほど、メリットが減るということです。
時間を投資する不動産投資だからこそ、「今月中にはやるかやらないかを決める」、「3か月以内に物件を購入する」など具体的な期限を設けることをお勧めします。
期限を設けることで、期限内にテキパキ情報取集を進められ、時間を無駄にせず済みます。
② 不動産投資をする理由を明確にする
漠然と不動産投資を検討するのではなく、「老後の月10万の不労所得のため」、「子供に3000万の資産を残すため」というように明確な運用目的を設定しておくとスムーズです。
その目的が達成できないのなら買わない、達成できそうなら買う、という判断がしやすいからです。
不動産を買うこと自体が目的ではなく、理想のメリットを享受するのが目的です。
常に目的を念頭に置いて検討を進めることで適切なタイミングで不動産投資をスタートすることができるでしょう。
③ 信頼できる不動産会社や営業マンを見つける
信頼できる不動産会社や担当営業マンを見つけることはとても大切です。
不動産会社が信頼できなければ、何が正しい情報なのかわからず、正確な検討ができません。
無駄に時間だけが過ぎてしまい結局進まないということになりかねません。
不動産投資の内容の前に、不動産会社や担当が信頼できるのか、話に矛盾はないのかを見極めましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
不動産投資の検討を進めるとついつい時間をかけてしまい、いつまでもスタートができないでいる人は意外と多いものです。
ご自身で検討される際も、そのような「いつまでも買えない人」になって機会損失を重ねないよう注意してみて下さい。
不動産投資の疑問、不明点はお気軽に当社までお問い合わせください。
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