2022.01.26

リスクが怖い!?投資を嫌厭している人が見落としている3つの視点

お金に悩む夫婦 お金に悩む夫婦

「投資」や「資産運用」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
なんとなく「胡散臭いな」「損をしそう」「リスクが怖い」というイメージをお持ちの方もまだまだ多いでしょう。
しかし今の日本は貯金や保険ではお金は増えず、給与収入もなかなか伸びないのに税金や社会保険料ばかり上がり、老後の年金もあてにはできません。
投資をしないことももしかしたらリスクかもしれない…
そんな感覚が多少なりともある方、投資は気になるけどやっぱり怖い方、そんな方に向けて投資へのハードルが下がるような3つの視点をお伝えします。


実は怖い預貯金のリスク

多くの方がしているであろう預貯金ですが、実は預貯金にもリスクがあることをご存じでしょうか。

脅かすわけではありませんが、預貯金のリスクを知らないだけで損をしてしまう可能性もあります。

①インフレに弱い

インフレというのは、簡単に言えば物価が上昇していくことです。

それに比例して貨幣価値が下がっていきます。

例えば東京都内のタクシーの初乗り代は1958年では15円、今では410円となっており、30倍近く上昇しています。タクシーに乗るには410円を支払わないと乗れず、お金の価値が下がっていることが分かります。

仮に同じようにインフレが起きれば1000万円の預貯金があったとしても、その価値は33万円の価値しかなくなる可能性もある、ということです。

逆にインフレ時に強い資産は株式や不動産で、インフレ対策でこれらの資産に投資する投資家も多いのです。

インフレになる時というのは基本的には景気が良くなっていますから、株価も上昇しており、物価上昇により不動産価格も上昇します。

日本の金融政策としては物価上昇率2%を目標にしており、インフレに強い資産を持っておくことがリスクヘッジとなります。

 

② ほとんどお金が増えない

もはや言わずもがなかもしれませんが、預貯金ではほとんどお金は増えません。

メガバンクの普通預金の利率が0.001%ですので、1000万円を1年間預けていても増えるのは100円、さらにそこから税金が引かれて手元に入るのは80円です。

少し利率が良いネット系の銀行でも、最大で0.02%なので1年間で2000円、税引き後1594円の利息です。

1000万円という原資がありながら、それをタンス預金しているだけとほとんど変わりません。

極端に言えば、ほとんど増えない口座に1000万円をおいておくという選択によって、本来増えたはずの資産が増えていないということですので、しっかりと投資をして増やしている人に比べたら損をしてしまっている、ということも言えます。

これからの時代、お金が増えない=損をしている、位の感覚で真剣に投資に向き合っていく方が結果的に損をしないのでは、と考えます。

③ 元本保証は1000万円まで

預貯金の元本保証は、1000万円とその利息までと決まっています。

金融機関が破綻してしまった場合、1000万円を超える預入金は手元に戻ってこない可能性があるということです。

経済状況などによって銀行の倒産も有り得ないことではないので、全資産を預貯金に置いておくのは危険です。

本当の意味でリスクを取りたくないのであれば、株式、投資信託、不動産、債券など、様々な資産に分散することが大切になってきます。

少額からの投資も可能

キャプション

一昔前は投資とはお金持ちのすること、というイメージがありましたが、今は一般のサラリーマンや特に20~30代の若年層が投資に参入しています。

コロナショックをきっかけに投資を始めた人も非常に多くいます。

そのような層の人たちがみんな500万1000万という高額な資金を投資に投入しているわけではありません。

実は今、100円で始められる投資信託や、通常100株単位でしか売買できない株を1株や10株だけ1000円や10000円などの少額で購入できるミニ株という仕組みがあります。

その位であれば今の生活を変えずにできそうではないですか?

当然少額投資も投資のひとつなのでリスクはあります。リスクをしっかりと理解してから始める必要性はありますが、投資金額が少ないので精神的なハードルは少し下がるはずです。

大きなお金を動かすのは怖い、と感じる方はこのような少額投資から無理のない範囲で始めてみてはいかがでしょうか。

漠然と怖がらず、まずは知ることから

テキスト

人が恐怖を感じる理由は「知らないから」だそうです。

逆にメリット、リスクどちらも適切に「知る」ことで漠然とした恐怖は消えるのではないでしょうか。

損をしてしまうこと、リスクを負うことに対し不安に感じたり、恐怖を感じる気持ちはよくわかります。

ですが知らないから過剰に恐怖してしまっているだけかもしれませんし、時代背景的に起こりえないリスクを信じてしまっているかもしれません。

正しい知識をつけ、投資のメリットデメリットを理解すれば今の恐怖は消えていきます。

焦らずに、まずは知ることから始めましょう。

終わりに

投資には確かにリスクがあります。

しかしここでご紹介したように、貯金にも投資と同様にリスクがあり知らないと損をしてしまうかもしれません。

また、最近では少額から始められる投資も充実しています。

リスクについて正しく理解をすることで、リスクの回避方法もわかり、恐怖心も薄れるはずです。

投資を躊躇している方はこの機会に知る、学ぶところから始めてみてください。

USTRUSTではこれから投資を学びたい方に向けてセミナーや相談会を随時開催しています。

無理な勧誘などは一切ありませんので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!

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