2025.02.06

賃貸物件の入居者必見!カビの清掃方法と予防対策|アストラ暮らしナビ

特に湿気が多い季節や場所で「カビ」の発生が気になることがありますよね。カビは見た目が悪いだけでなく、健康にも悪影響を与えることがあるため、早めに対策をすることが大切です。今回は、賃貸物件の入居者向けに、注意点と予防法についてご紹介します。

カビの発生原因を知ろう

カビは湿気の多い場所で繁殖しやすく、特に浴室・キッチン・窓際などに見られます。湿度が高く、風通しが悪いとカビはどんどん広がります。すぐに気づける範囲でも、数日後には見えない部分にまで繁殖することがあるので、こまめなチェックが大切です。

カビの清掃方法

カビが見つかった場合、まずは速やかに清掃しましょう。以下は、カビをきれいに取り除くための基本的な手順です。

用意するもの

  • 酸素系漂白剤(カビ取り剤)
  • 手袋(手を守るため)
  • マスク(カビの胞子を吸わないため)
  • 使い古しの布やスポンジ
  • バケツと水

手順

  1. まず、カビが発生している部分を確認し、必要な道具を準備します。
  2. 酸素系漂白剤を水で薄めたものを使うか、市販のカビ取り剤を直接カビにスプレーします。商品の説明書をよく読んで、適切に使用しましょう。
  3. 15分程度放置した後、布やスポンジでカビを擦り取ります。強く擦る必要はなく、優しく拭き取るだけで効果があります。
  4. 最後にきれいな水で拭き取って、完全に洗浄します。

カビ予防のポイント

カビは一度清掃しただけでは再発しやすいため、予防が重要です。次のポイントを実践して、カビが発生しにくい環境を作りましょう。

換気を徹底する

部屋の湿度が高くなるとカビが発生しやすくなります。毎日窓を開けて換気を行い、湿気を逃がしましょう。特に風呂やキッチンの使用後は、換気扇をしっかり回すことが効果的です。

湿気対策グッズを活用する

除湿機や湿気取り剤を使うと、部屋の湿度を低く保つことができます。また、特に湿気が多い季節は、乾燥剤をクローゼットなどに入れておくと良いでしょう。

定期的に掃除をする

カビは見た目に現れる前から少しずつ繁殖します。湿気がこもりやすい場所を月に一度は掃除し、カビが生えにくい環境を保つことが大切です。

湿気がこもりやすい場所の具体例

湿気がこもりやすい場所は、カビの発生リスクを高めるため、特に注意が必要です。以下の場所は湿気が溜まりやすく、カビが生えやすいポイントです。

浴室

湿度が常に高い浴室は、最もカビが発生しやすい場所のひとつです。特にシャワーカーテンや壁のタイルの隙間、天井などにカビが生えやすくなります。お風呂後は換気を徹底し、換気扇を使用して湿気を逃がしましょう。

キッチンのシンク周り

水をよく使うキッチンでは、シンク周りや作業台の下に湿気がこもりやすいです。食器棚の裏側や引き出しの中も湿気がたまりやすいので、定期的に確認して換気を心掛けましょう。

窓際

特に冬場など外気温と室内の温度差が大きいと、窓際に結露が発生しやすくなります。結露が水滴となり、カビの温床になることがあります。カーテンやブラインドを閉めっぱなしにせず、こまめに換気を行いましょう。

クローゼットや押し入れ

閉めっぱなしになりがちなクローゼットや押し入れも湿気がこもりやすい場所です。特に衣類が湿気を吸いやすく、カビが生える原因となります。衣類は通気性の良い場所に収納し、湿気取りを活用すると良いでしょう。

洗濯機周り

洗濯機を使用後、その周囲の湿気がうまく逃げない場合、カビが発生しやすくなります。洗濯機の周りは湿気が溜まりやすいので、掃除と換気をしっかりと行い、湿気を取り除きましょう。

家具の裏や壁と壁の隙間

家具を壁にぴったりと寄せて置いていると、空気が循環せず湿気がこもりやすくなります。特に冷蔵庫や本棚など、大きな家具を置いている場合は、その周りの換気を意識しましょう。

退去時のカビに関する注意点

賃貸契約書には、通常、部屋の清掃やメンテナンスに関する規定が記載されている場合があり、過失によるカビの発生が確認されると、退去時に清掃費用を入居者が負担することになる可能性があります。

カビの発生が、入居者の管理不足や過失によるものであると判断された場合、「入居者負担」として、清掃費用が請求されることもあります。逆に、自然に発生したカビや、設備の不具合によるカビは、管理会社の責任となることがありますので、問題が発生した場合は早めに管理会社に報告し、対応を依頼しましょう。

入居者負担の具体例

退去時にカビに関する費用が入居者負担となる具体的な例をいくつか挙げます。

湿気対策を怠った場合

長期間にわたって換気をしなかったり、除湿機や湿気取り剤を使用せず、湿気がこもりやすい環境を作った場合、カビが発生しやすくなります。これが過失とみなされると、カビ除去のための清掃費用が請求されることがあります。

壁や天井にカビが発生した場合

風通しが悪く、湿気がこもっている場所(例えば、収納スペースの中や家具を壁に密着させている場所)にカビが発生した場合、これも入居者の管理不足とみなされることがあります。このような場合、壁紙の張り替えやカビ取りのための費用が請求されることがあります。

浴室のカビ

浴室内のカビは特に注意が必要です。入居者が適切に換気をしなかったり、シャワーカーテンの掃除を怠ったりした場合、カビが繁殖する原因となります。この場合、退去時に浴室の清掃費用やカビ取り作業が請求されることがあります。

もしカビがひどくなったら

賃貸物件にお住まいの場合、カビの問題がひどくなった場合は、まずは管理会社に相談することをお勧めします。ひどいカビは、壁の内部や配管に関係していることもあり、早期に専門業者による対応が必要になる場合があります。

まとめ

カビの清掃と予防は、健康と快適な住環境を守るためにとても重要です。定期的な掃除や湿気対策を行うことで、カビの発生を抑えることができます。もしカビがひどくなる前に早めに対策を取り、清潔で快適な生活を送りましょう。賃貸物件の契約にも関わる場合があるため、管理会社と連絡を取ることも忘れずに!

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